もしかして認知症?中高年からできる心と脳の健康づくり|アラ還ナースの解説

こころの話

最近、「あれ?名前が出てこない」「あれ?何しようとしてたんだっけ?」なんて思うこと、増えてきていませんか?🧠💭

中高年になると、誰でも少しずつ物忘れを感じるし、同年代と話すと健康の話題になることが増えますよね。
親やパートナーの介護、認知症に関する話題も他人事ではなくなってくるお年頃👫✨

令和6年版「高齢社会白書」によると、令和4年の時点で65歳以上の8人に1人が認知症。そして令和22年には、6人に1人に増えると予測されています。👵👴

でも、ちょっとした習慣や心がけで、認知症の進行をゆるやかにしたり、予防に役立てることができるんです。🌱☀️

今回は、中高年からでもできる“心と脳の健康づくり”のヒントをお届けします。💡✨

認知症ってどんなもの?🧠

定義と現状

📘認知症は、脳の神経細胞の働きがゆっくり変化し、記憶力や判断力などの「認知機能」が低下して、日常生活に支障が出てくる状態です。

令和4年の調査によると、65歳以上の約12%が認知症とされ、さらに16%が「軽度認知障害(MCI)」の状態と推計されています。

👉つまり、3人に1人が何らかの認知機能の変化を持っていることに。

MCI(軽度認知障害)って?🌀


🧩『MCI』って聞いたことありますか?
MCI(Mild Cognitive Impairment)とは、健常と認知症の中間にあたる段階です。

🧠💭記憶力や判断力にちょっとした問題はあるけれど、
日常生活には支障がないというグレーゾーン。


🌟この段階で気づき、予防を始めることがとても大切なんですね。

普通の「物忘れ」とどう違うの?🤔

  • 🌱加齢による物忘れ:体験の一部を忘れる(例:ランチで何を食べたか忘れた)
  • 🧠認知症の物忘れ:体験そのものを忘れる(例:ランチをしたこと自体を忘れる)

⚠️ 日常生活に支障が出はじめたら、ちょっと注意が必要かもしれません。

認知症の初期によくあるサイン🔍

  • 同じことを何度も言う・尋ねる・繰り返す
  • 財布や物の置き忘れ、しまい忘れが多くなる
  • 人柄が変わる、怒りっぽくなる
  • テレビの内容が理解しづらくなる
  • 慣れた道でも迷うことがある
  • 身だしなみに無頓着になり、意欲が低下する

実は「においをかぎ分ける力」にもヒントが?👃

MCI(軽度認知障害)やアルツハイマー型認知症の方は、においをかぎ分ける「嗅覚同定能力」が、健康な高齢者よりも落ちていることがわかっています。
最近「においに鈍くなったかも…?」と感じたら、それもひとつのサインかもしれません。

Journal of Physical Therapy Science誌2022年11月号の報告

🔍 自分では気づきにくいこともある認知機能の変化。
だからこそ、身近な人が「最近ちょっと様子が変だな?」と感じたときは、
一人で悩まず、早めに専門家に相談してみることが大切です。

認知症予防のための生活習慣ヒント🌟

食習慣で予防🍽️

  • 🥦ビタミンC・E・βカロチンを含む野菜や果物を積極的に
  • 🐟DHA・EPAが豊富なをよく食べる
  • 🍷ポリフェノールを含むココアやブルーベリー、緑茶、赤ワイン(適量)なんかもおすすめ♪
    ※お酒が苦手な方は、無理して飲まなくてOK!

運動習慣をつけよう🏌️‍♀️

🚶週3日以上の有酸素運動を目指してみましょう(散歩・ウォーキングでもOK!)

対人交流を大事に🗨️

気の合う人とおしゃべりしたり、笑ったり。人とのつながりは、脳への大きな刺激になります。

知的な刺激を習慣に📚

読書、日記、クイズ、博物館に行くなど。“楽しい”を感じながら脳を使うのがポイントです。

睡眠習慣も見直しを🛌

  • 起床後2時間以内に朝日を浴びる
  • 昼寝は30分以内が理想的

認知症は生活習慣とも関係あり?❤️

高血圧糖尿病、喫煙などの生活習慣が、脳の血管に影響し、認知症リスクを高めると言われています。

バランスの良い食事・適度な運動・良質な睡眠を心がけることが、心と脳の健康維持につながります。

「孤独」は認知症のリスク?⚠️

その通りです。人との会話やつながりが減ると、脳の刺激も減ってしまいます。

友達とおしゃべりする、地域の活動に参加するなど、無理のない範囲で人との接点を持つことが大切です。

趣味や新しいことにもチャレンジを🌿

📚読書や手芸、囲碁や将棋、ガーデニングなど…
楽しみながら続けられることをひとつでも見つけておくといいですね。

体と脳を同時に使うのも効果的‼️
ウォーキング🚶‍♂️しながらしりとり、簡単な計算➕➖をする、なんてのも立派な“脳活”です♪

「認知症にならない」じゃなく、「進行を遅らせる」ことが大事⏳

早く気づいて、適切なサポートを受けることが何より大切です。

認知症は誰にでも起こりうること。
正しい知識と、頼れる場所を知っておくだけでも安心感が違います。

たとえば…

  • 地域包括支援センター
  • かかりつけ医や専門外来
  • 介護予防教室 など

市町村の広報などに情報が載っています!

まとめ:心と脳をいたわる暮らしを🧠

「最近ちょっと物忘れが…」と気になるときこそ、自分の心と体のメンテナンスのタイミングかも。

毎日の食事や運動、睡眠をちょっと見直すことからでもOK
新しいことにチャレンジするのも、脳にとっては嬉しい刺激です♪

ちょっと一言💬

私も個人事業主として開業したり、このブログを立ち上げたりと、まさに新しいことに挑戦中!🚀✨

📝 詳しくはこちらの記事でご紹介しています:
👉 還暦を前に考える、これからの働き方【002】

実は…こういう挑戦も、認知症予防のひとつだと思ってます😄🧠

「自分には無理かも」「できるはずがない」「笑われるかも」――そんなふうに一歩踏み出せないこと、誰にでもありますよね。
でも、人生は一度きり。

「やってみたいな」と思ったこと、まずは気軽に始めてみませんか?🌟
結果がどうであれ、「動いたこと」自体が、きっと脳にも心にも良い影響を与えてくれるはずです。💪❤️

【参考にした情報】